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ソウル生活〜

ソウル生活〜

時間割り

<時間割り>


今年(2004年)から、完全に第7次教育課程に移行したので時間割りが大幅に変更された。

第1外国語 → 第2外国語 → 第3外国語
英語 4クラス → ドイツ語 → 日本語
ドイツ語 2クラス → 英語 → 日本語
中国語 2クラス → 英語 → 日本語
フランス語 1クラス → 英語 → 日本語
日本語 1クラス → 英語 → 中国語

第2、第3の外国語を生徒が選ぶことはできない。第7次教育課程では学生が好きな外国語を選ぶことができるばずなのに。

なぜか。


英語は4クラスあり、今までは第2外国語にドイツ語を選んできた。よって、ドイツ語の先生がたくさんいるのだ。生徒が好きな外国語を選ぶことになると、ドイツ語の先生はあぶれてしまうことは火を見るよりも明らかです。

(今もどんどん、フランス語、ドイツ語の先生が1年で日本語の先生になっています。)


全学生が英語、日本語を勉強するしくみです。日本語は第3という立場ですが。

会話はネイティブが教えますが、会話の時間はクラスを半分にわけて18人、19人くらいを教えます。ネイティブにはきまった会話の教室が与えられています。普通の教室を半分にベニヤ板で区切った会話の部屋もあれば(私の場合)一応会話の教室としてはじめから作られた教室もあります。が、そんないい教室は英語の先生に与えられています。


日本語科の時間割

日本語科1年生
韓国人の先生が3時間 会話2時間

日本語科2年生
韓国人の先生が4時間 会話2時間

日本語科3年生
韓国人の先生が読解4時間、作文(or文法)3時間、聴解3時間 会話 無し

何で3年生になって、10時間も日本語の授業があるかというと、授業をしないから??

3年生は「人生で最初で最後の大博打、センター試験」があるので、大学入試に関係無い日本語なんて勉強するな!!とにかく、自習させるのです。だから授業名は日本語となっていますが、実態は自習の時間らしい・・・


ちなみに、センター試験では理系は外国語は一つ選択するだけ、だから英語。

文系は外国語はふたつ選択する。だから、日本語のセンター試験もあるのだが、目をつぶっていても100点取れるような試験なので、日本語科の生徒なら1年生レベル。だから、日本語は勉強しなくてもよい。

だから、会話の時間はつぶされて、代りに「英語の会話」を週1時間勉強しています。生徒には不評です。


日本語科の生徒の場合、1年間勉強すれば、私と日本語で意志疎通ができるようになります。2年生になれば、ほとんど言いたいことを日本語で話せる生徒も結構います。センター試験がおわったあとで、日本語能力試験の2級を余裕で受けて、いい点数をとります。

第3外国語の日本語は2年生が勉強します。週に2時間、韓国人の先生が教科書を使って文法中心に教え、

週1時間会話の時間が設定されています。(第6次教育課程では2時間ありました。第7次に移行して減らされた)


効率的に教えるために、韓国人の先生が教えたあとを、私が単語、文法を使って会話の練習をさせます。週1時間しかないので、なかなか定着できません。1週間に1回しかないので、模擬試験などで授業がキャンセルになったり、祭日に当たったりしたら、1ヶ月に1度しか顔を見ないこともあります。

1年教えて、やっと動詞文が言えるようになるくらいです。

日本語科が今の1クラスから、せめて2クラスに増えれば、もっと生徒のレベルも上がるし、教える私も楽になるはずなんですが、増やしてくれませんね。

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